【要約】GIVE&TAKE(ギブアンドテイク)成功する「与え方」とは?

書籍

本書を読んだけど「成功するギバー」になるためには、結局どうしたらいいのかよく分からない。

太郎
太郎

そんなことを思っていませんか?

そうなの。

「成功する」ためにどうしたらいいか教えて欲しい。

結果を先にお伝えします。

「行動を変えることができれば、信念も後からついてくる」ので「人の利益になる行動を少しでもいいからしてみる」ことで成功するギバーになることができます。

「人の利益になる行動」には下記の4つの分野を意識します。

4つの分野
  1. 人脈づくり
  2. 協力
  3. 人に対する評価
  4. 影響力

それらを意識した上で、自分を守る方法も理解しておく必要があります。

「自分の意志で、週に2時間ほどまとめて与える」ことで消耗することを避けて、自分を守ることができます。

※この記事では本書の基本的な解説はしていません。

なるべく無駄な情報を削って、「成功するギバー」になるための具体的な行動のみにフォーカスし、端的にわかりやすく解説することで、知りたい情報のみを簡単に得られるように作成しています。

 

 

人に与えることで成功できる

成功するには「他人の利益を優先し、与える」ことが必要になってきます。

その結果、自分も利益をえることができるので、成功できるそうです。

これを本書では下記のように表現しています。

ギバーであることは100メートル走では役に立たないが、マラソンでは大いに役立つ

GIVE&TAKE P45 より引用

ただし、無心で与えてるだけだと、「失敗するギバー」になってしまいます。

与え方にも「良い与え方」と「悪い与え方」が存在します。

少し意識して行動し、継続することで「成功するギバー」に近づくことができます。

具体的な行動(4つの分野)

「成功するギバー」になるための具体的な行動を端的にわかりやすく解説します。

成功しているギバーが重視する4つの分野が下記の通りです。

4つの分野
  1. 人脈づくり
  2. 協力
  3. 人に対する評価
  4. 影響力

人脈づくり

人間関係の構築には下記のことを意識します。

  • 「受け取るよりずっと多く与え、見返りを求めない」
  • 「思いやりを持って質問し、辛抱強く聞く」

※テイカーに与えていると自身が消耗してしまうので注意しましょう!

テイカーの見分け方
  • SNSでの評判(手柄の独り占め等)
  • 一人称をよく使う(俺、私等)
  • 有力者には感じがいい(部下の扱いが雑)

上記のような傾向がある方はテイカーの可能性が高いので、与えるのはなるべく避けましょう。

協力

成功には他の人びとの協力が必要不可欠になります。

  • 「個人の利益より、グループ全体の利益を優先する」
  • 「自分の失敗より他の人の失敗を大目に見る」

みんながしたがらない、面倒な仕事を一生懸命し、上手くいかない時は自分が責任を負い、上手くいっている時はすぐに他の人を褒めるようにしましょう。

人に対する評価

間違ったことをした時は自分の非を認め、周囲の意見に耳を傾け、柔軟に意思決定をします。

  • 「プライドとメンツを捨てる」
  • 「やる気があれば才能は伸びる」

「才能」に関しては能力やセンスよりも「やる気」「根性」が重要です。

なぜかというと、「根性のある人が、関心、集中力、やる気によって、高い業績を達成する」ということが検証されているからです。

要するに、「やる気を持って、根気強く長く続けることで才能は伸ばすことができる」ということです。

本書では「他の人」について才能の話が書かれていますが、ここでは自身のことにフォーカスして書いています。

影響力

 成功とはいかに人に影響を与えられるかが決め手になります。

  • 「ゆるいコミュニケーションで信望を獲得する」

信望とは・・・尊敬や賞賛で影響力をおよぼす

ゆるいコミュニケーションとは「質問をすること」です。

質問の仕方
  • 相手がどんな事に関心があるか考える
  • 思いやりのある質問
  • 「あなたの利益を1番に考えている」というメッセージを伝える質問

相手のことを思いやり、関心を持ち質問をすることで、信望を獲得でき、影響力を与えることができるようになります。

自分を守る方法

「失敗するギバー」にならないために自分を守る方法を3つ紹介します。

  1. 週に2時間まとめて与える
  2. 他人と自己双方の利益に関心を持つ
  3. 人助けは自分の「意思」で行う

本書では「年間100時間ルール」というものが提唱されています。

年間100時間までの与える行動はパフォーマンスがとても良いのでそれを基準に与える行動をとれば良いというものです。

100時間を1年で割ると週に2時間くらいになるので、週に2時間くらいがベストということになります。

まとめると、「自分の意志で、週に2時間ほどまとめて与える」ことで消耗するのを避けて、自分を守ることができます。

テイカーから自分を守る回避方法

上記の「自分を守る方法」を意識しながら、さらに「テイカーから自分を守る回避方法」も理解しておく必要があります。

テイカーから自分を守る回避方法を3つ順番に解説します。

回避方法3つ
  1. 信用しすぎない
  2. 相手に共感しすぎない
  3. 臆病になりすぎない

信用しすぎない

  • 「はじめて会話をする際は注意を払う」

「愛想の良いテイカー」を見つけ出すために、はじめて会話をする際は、誰がギバーで、誰がテイカーか注意を払う必要があります。

相手に共感しすぎない

  • 「相手の気持ちではなく、考えていること(思考)を推察する」
  • 「相手の真意を見極めるために、人の視点でものを見る」

共感とは、他人の苦痛を自分も同じように感じる時に経験する強烈な感情です。

相手の真意を見極めるためにも、相手の「思考」を推察し、人の視点でものを見る必要があります。

要するに、テイカーと接する時は「良い行いはけっして忘れず、悪い行いをときどき大目に見る」ことで共感の罠からの回避ができます。

臆病になりすぎない

  • 「不利なことはきっぱりと断る」
  • 「他者と自己の利益双方を得るように意識する」

他社の利益のみを考えすぎると自分や仲間、家族などが、不利になる可能性があります。

そこで、ただのお人好しで終わらないためにも、「仲間や家族の代理人として振舞い、他者と自己の利益双方を得るように意識する」ことが重要です。

自分自身の利益と他者の利益は両方得ることができます。

成功するギバーになる方法

  • 「行動を変えることができれば、信念も後からついてくる」
  • 「人に利益になる行動を少ししてみる」

本書を読み進めていく中で、自身は「成功するギバー」ではないと思った方でも大丈夫です。

上記で解説した方法を行動に移すことで、後から本当の成功するギバーになることができます。

なので、まずは「人の利益になる行動」をとりあえず、してみるところから始めてみてください。

まとめ:誰でも成功するギバーになることができる

自分の利益より他人の利益を優先することで、結果的に自分の利益も他人の利益も得ることができ、成功するギバーになることができます。

具体的な行動(4つの分野)
  1. 人脈づくり→思いやりを持って質問し、信望強く聞く
  2. 協力→個人の利益より、グループ全体の利益を優先する
  3. 人に対する評価→可能性を信じ、支援の手を差し伸べる
  4. 影響力→ゆるいコミュニケーションで「信望」を獲得する

上記の4つの分野を意識した上で、自分を守る方法も理解しておきましょう。

自分を守る方法は「自分の意志で、週に2時間ほどまとめて与える」ことで消耗することを避けて、自分を守ることができます。

テイカーから自分を守る方法3つ
  1. 信用しすぎない→相手の真意を見極める
  2. 共感しすぎない→人の視点でものを見る
  3. 臆病になりすぎない→不利なことはきっぱりと断る

まとめると、「相手の真意を見極め、人の視点でものを見る事が重要で、さらに不利なことはきっぱりと断る」ことでテイカーから自分を守ることができます。

本書の内容を全て実践することはなかなか難しいと思います。

そこで本書では「人の利益になる行動を少しでいいからしてみる」ことを推奨しています。

「行動を変えることができれば、信念も後からついてくる」のでまずはできることから行動してみましょう。

 

 

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