「つみたてNISAを始めたいけど、銘柄の選び方がよく分からない」ということはないですか?
そうなの!
あと、おすすめの銘柄も知りたい!
投資関係の書籍を読んで、実際につみたてNISAをしている僕が最低限知っておくべきことのみをわかりやすく簡単に解説するね。
銘柄を選ぶ際は下記の3つの基準を満たしているかを確認しよう!
結果として、上記の3つの基準を満たしている、おすすめの銘柄は下記の2つです。
詳しくはこれから解説していきます。
ここで銘柄の選び方がわかることで、自分が何に投資しているのかがわかり、理解できることで安心してつみたてNISAを始めることができます。
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つみたてNISAの銘柄の選び方
つみたてNISAの対象銘柄数は177本(2022年1月28日時点)あります。
これらの銘柄は金融庁の厳しい検査をくぐり抜けた選りすぐりの銘柄なので、比較的安心して購入することができます。
安全な銘柄なんだね。
でも約200本もあったらどうやって選んだらいいかわからないよ~!!
そうだよね。
銘柄を選ぶ基準みたいなものがあるといいよね。
そこで銘柄を選ぶ際の最低限ここは抑えておきたいという3つの基準を順番にお伝えします。
インデックスファンドを選択
つみたてNISAの銘柄では、勝率が高く、手数料が安い「インデックスファンド」を選択することがおすすめです。
そもそもつみたてNISAの対象銘柄の中には下記の2種類あります。
- インデックスファンド
- アクティブファンド
それぞれの特徴は下表の通りです。
商品分類 | 運用対象 | 手数料 |
---|---|---|
インデックスファンド | 指数に連動 | 安い |
アクティブファンド | プロが運用 | 高い |
つみたてNISAの銘柄では「インデックスファンド」を選ぶことがおすすめです。
手数料が多少高くても「プロが運用」した方が利益が増えそうだけど、なんで「インデックスファンド」がおすすめなの?
過去の成績では「インデックスファンド」の勝率は7~80%になっているからだよ。
過去の成績では「アクティブファンド」と「インデックスファンド」の勝率を比較すると、「インデックスファンド」の方が勝率7~80%と圧倒的に高いです。
要するのに、プロが運用してる「アクティブファンド」では指数に連動している「インデックスファンド」に勝てないということです。
勝率が低いのに「アクティブファンド」の方が人件費等のコストがかるから手数料が高くなるよ。
結果としては、つみたてNISAの銘柄では、勝率が高く、手数料が安い「インデックスファンド」を選択することがおすすめです。
信託報酬は0.1%程度が水準
信託報酬は、優良銘柄の場合ほとんどが0.1%程度が水準になっているので、そこを基準にしましょう。
信託報酬(運用管理費用)とは、投資信託を保有していることでかかる運用コストで、投資信託を保有し続ける限り支払い続けないといけない手数料です。
なので、購入者にとっては安ければ安いほど良い銘柄と言えます。
ちなみに、投資信託では3つの手数料がかかります。
つみたてNISAの銘柄では基本的に「購入時手数料」と「信託財産留保額」はかからないことが多いですし、かからない銘柄が優良銘柄の場合がほとんどです。
簡単に説明すると
「購入時手数」→購入する際にかかる手数料
「信託財産留保額」→解約する際にかかる手数料
基本的には関係ないからある程度の理解で大丈夫だよ。
※大手銀行や証券会社では「信託報酬」が1%以上という銘柄が結構あります。
同じ商品でも販売会社によって手数料が変わってくるので、同じ商品を高購入するのであれば、手数料が安い販売会社で購入することをおすすめします。
同じ商品なら安いほうがいいよね。
どこが手数料が安いの?
ネット証券は店舗がない分手数料が安い傾向にあるのでおすすめだよ。
迷っている場合は「楽天証券」or「SBI証券」のどちらかでいいと思うよ。
結果として、信託報酬は販売会社で異なるので、ネット証券など(楽天証券orSBI証券がおすすめ!)の信託報酬が安いところで銘柄を選び、「0.1%」程度の水準をしっかりと確認することが重要です。
純資産総額が30億円以上かつ右肩上がり
上記は「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」の交付目論見書に記載されている純資産総額です。
純資産総額が7,394億円(2021年10月29日時点)で右肩上がりなので、かなり優良な銘柄と言えます。
純資産総額が高くても右肩上がりじゃない銘柄は「運用成績の悪化」等の可能性があるから購入はしない方がいいよ。
銘柄を購入するか判断する際は、「純資産総額が30億円以上」かつ「右肩上がり」かどうかを確認するようにしましょう。
おすすめの銘柄2選!
銘柄を選ぶ方法は上記で説明しましたが、「つみたてNISAの対象銘柄の約200本を全て調べている時間はない」ですよね?
そうなの!
なにかおすすめとかがあれば教えて欲しい!
OK!
迷っている方におすすめ銘柄を教えるね。
参考までに上記の3つの基準を満たしたおすすめの銘柄を2つ順番に紹介します。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
米国のみに投資するかなり人気のある優良銘柄で3つの基準を全て満たしています。
商品分類 | インデックス型 |
信託報酬 | 0.0968% |
純資産総額 | 7,394憶円 |
過去の成績では右肩上がりで、人口も増加傾向にあり、今後も米国は経済発展し続けると言われているので、米国の経済発展に期待が持てる場合は「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」を購入することをおすすめします。
経済発展には人口増加も要因の1つだけど、米国は移民を受け入れているので今後も人口増加が見込めるということだね。
ちなみに、投資対象の上位銘柄は下記の通りです。
- 「マイクロソフト」
- 「アップル」
- 「Amazon」
などの米国の大手企業が上位を占めているのがわかります。
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
米国のみに投資するのが不安な場合は全世界に投資ができ、3つの基準も満たしているのでおすすめです。
商品分類 | インデックス型 |
信託報酬 | 0.1144% |
純資産総額 | 3,224憶円 |
※注意点としては、下記の図の通り「米国に約6割」は投資しているということです。
全世界と言いつつも「米国が半分以上」占めてるんだね。
そうなんだよ。
結局は米国の経済発展が期待されているということだね。
複数銘柄を組み合わせる際の注意点
銘柄を1つに絞れずに複数の銘柄を組み合わせる際は注意が必要です。
投資対象を分散させるために、複数銘柄を組み合わせることが多いと思いますが、対象地域が被っている場合は分散できていないことがあるので注意が必要です。
例)上記の2つの銘柄を組み合わせて投資しようとする場合、投資対象地域は下記の通りです。
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)→米国のみ
- eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)→米国が約6割
これだと米国の割合がかなり大きくなり、分散はできていないことになり、むしろ米国に偏った比率になっています。
上記の場合は、全世界のみでいいと思うよ。
複数銘柄を組わせたい場合は「債券」を組み込むなど「株式以外の資産クラス」を組み合わせることがおすすめです。
ちなみに、交付目論見書の1ページ目に「投資対象資産」や「投資対象地域」が記載しているのでここを見て判断しましょう。
結論としては、初めのうちは小額から1つの銘柄に投資するのがおすすめです。
どうしても複数銘柄に投資したい場合は「株式以外の資産クラス」の「債券」や「不動産投資信託(REIT)」などに分散するのがおすすめです。
まとめ:小額から1つの銘柄に投資するのがおすすめ
最後に簡単におさらいをしましょう!
まずは、下記の通り銘柄を選ぶ際の3つの基準をお伝えしました。
そして、上記の3つの条件を満たしているおすすめの銘柄が下記の2つです。
最後に「複数銘柄を組み合わせる際の注意点」をお伝えしました。
基本的には「複数銘柄を組み合わせる」のは投資経験を積んで、知識がついてからで問題ないです。
結果として、銘柄を選ぶ際の3つの基準を満たした、おすすめ銘柄2つのどちらかに小額から、つみたてNISAを始めることがおすすめです。
まずはつみたてNISAを始めてみることが大事なのですが、よく分からない状態でつみたてNISAをするのは危険なので、最低限の知識さえつけておけば、安心してつみたてNISAを始めることができます。
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