「やってはいけないお金の貯め方」は読む価値がある?節税が大事?

書籍

「やってはいけないお金の貯め方」は読む価値があるのか?

タイトルが反骨精神旺盛だけど、実際どうなの?

太郎
太郎

実際に読んでみたけど、おすすめできる方には読む価値があるよ。

本書がおすすめの方
  • 資産を減らしたくない方
  • 税金関係の勉強がしたい方
  • お金の勉強をしているか方

本書を読むことで「税金関係」の勉強になります。

資産を一気に増やすことはほとんど不可能だということがわかるので、節税等を活用し資産を減らさないようにすることで、お金を貯めることができます。

 

 

 

本書・著者の紹介

タイトル:「やってはいけないお金の貯め方」

著者:大村大次郎

世間にある様々な資産運用方法、株・投資信託・FX・外貨預金・仮想通貨・不動産投資・・・

これらの資産運用方法は本当に安全で資産が増えるのかについて、具体的な数字を使って分かりやすく解説し、お金の守り方を教えてくれます。

著者プロフィール:大村大次郎さん

元国税調査官。国税局、税務署で主に法人税担当調査官として10年間勤務後、経営コンサルタント、フリーライターになっています。

本書でも税金関係の内容が書かれていますが、他にも税金関係の書籍を多数出版しています。

太郎
太郎

元国税調査官なので税金関係の話はかなり面白かったよ。

口コミ・評判

Amazon・楽天での本書に対する口コミ・評判をまとめました。

結果ですが、「税金関係」に関しては良い口コミ・評判が多く、「金融商品」に関しては、偏っているとの悪い口コミ・評判が多かったです。

良い口コミ・評判

良い口コミ・評判
  • 税金関係の勉強になる
  • 具体的な数字を根拠にしている
  • 儲けることへのリスクを解説している
太郎
太郎

元国税調査官だけあって「税金関係」の話は良い口コミ・評判が多かったよ。

悪い口コミ・評判

悪い口コミ・評判
  • 金融商品に関しては疑問や矛盾点がある
  • 投資に対するダメ出しがあるが、結果投資を推奨している
  • 内容が薄い
  • ネットで無料である情報量
太郎
太郎

一般的なお金関係の書籍とは「逆張り」に書かれているので一定数の批判は仕方ないのかなと思ったよ。

ある程度知識のある方にはあまり参考にならないという意見もありました。

本書の内容・感想(ネタバレ含む)

大まかな流れ

本書の大まかな流れを前半・後半に分けて紹介します。

※ネタバレを含みますのでご注意ください。

前半(1.2章)

前半では、世間でよく聞く「儲け話」、株・投資信託・FX・外貨預金・仮想通貨・不動産投資を否定し、「投機」と「投資」の違いやデメリットを具体的な数字を使って解説しています。

要するに、「『一気に資産を増やせるのはごくごく一握りの人だけ』ということをまずは理解しておきましょう。」ということです。

後半(3~7章)

後半では節税で資産を守り、年金を増やすことを推奨しています。

主な節税
  • ふるさと納税
  • 扶養控除
  • 医療費控除

会社は税金の事を全部やってくれるわけではないので、自分で申告する必要があり、さらに国税庁は節税方法を告知しません。

太郎
太郎

無知は搾取され続けるということだね。

控除に関してはかなりわかりづらく作られているみたいだね。

なんで、そんなにわかりづらく作られてるんだろう?

太郎
太郎

国としては節税する人が増えて欲しくないからだろうね。

難しことは何も考えず、普通に働いて税金をいっぱい払って欲しいんだよ。

5.6章では、金融商品等に関する世間一般の反対?の考え方(逆張り)で「生命保険」「持ち家」のことを紹介しています。

太郎
太郎

ここに関してはかなり賛否両論あると思うので、詳しく知りたい方は本書を読んでみてね。

最後の7章では「年金を増やす」ことの重要性についても語られています。

年金は死ぬまで一定額が貰えるので貯蓄するより、年金を1万円増やした方が良いということです。

増やし方としては「確定拠出型年金(iDeCo)」を推奨しており、理由としては、「年金を増やせて、節税効果もあるから」ということです。

太郎
太郎

ここで「iDeCo」を推奨しているので、「投資のダメ出ししてたのに、勧めてるやないかい!」って人がいるんだろうね。

本書の感想

税金関係は知らないことが多かったので、かなり勉強になりました。

特に「扶養控除」と「医療費控除」は実際に誰でも実践できそうな控除です。

節税
  • 扶養控除→年金収入になった親を扶養に入れる
  • 医療費控除→領収証を1年間取っておく(世帯合計でOK!)
太郎
太郎

それぞれの控除の内容は本書に書いてあるから気なった人は読んでみてね。

まとめとしては、資産を一気に増やすこととはほぼ不可能ですが、知っているだけで税金から資産を守ることは可能です。

金融商品等に関しては偏った考え方もありましたが、自分にとって都合の良い情報だけを得るのではなく、反対の意見や主張を取り入れることで自分の考え方が今以上に洗練されていきます。

本書のメリット・デメリット

本書のメリット・デメリットを順番に紹介していきます。

まずはデメリットから紹介します。

デメリット

本書のデメリット
  • 金融商品に関して偏りがある
  • 生命保険→貯蓄型推奨
  • 持ち家派推奨

上記に関しては、納得がいかない方が一定数いると思います。

ただ、デメリットというよりは、「こういう考え方(目線)もある」というくらいで、むしろ自分と違う考え方があることを発見できたと思うと、メリットですよね。

太郎
太郎

個人的には「保障は最低限」でいいかな~と思っているだけで、それも人それぞれ違うので自分の好きにすればいいと思ってるよ。

メリット

本書のメリット
  • 税金関係の勉強になる
  • 世間一般と違う考え方を取り入れられる

著者が元国税調査官ということもあり、税金関係、特に控除関連の話はかなり勉強になりました。

さらに「金融商品」等も世間一般とは違った切り口からの話だったので、自分とは違う考え方を発見できたのでよかったです。

太郎
太郎

世間一般や王道も大事だけど、それが全てじゃないということが本書を読むことで分かったので、自分の価値観や考え方が広がったよ。

こんな方におすすめ

本書がおすすめの方
  • 資産を減らしたくない方
  • 税金関係の勉強がしたい方
  • お金の勉強をしているか方

本書はどちらかというと資産を増やすことより、減らさないことを重視しているので、安定志向で資産を減らしたくない方にはおすすめです。

お金の勉強をしている方は世間一般と逆張りな考え方を知っておくのは、デメリットにはならないと思うのでおすすめです。

太郎
太郎

むしろ、自分と違う考え方が得られるのでメリットだよね。

まとめ:税金関係の勉強にはおすすめの書籍

税金関係に関してはほとんどの方が勉強になると思います。

ふるさと納税や控除など節税をして資産を減らさないことが1番大事だということがわかります。

本書のまとめとして・・・

一攫千金はごく一部の限られた方だけで、他の多くの方は一気にお金持ちになることはほぼほぼ不可能です。

なので、投資や投機で資産を増やすより、節税等で資産を減らさないようにし、iDeCo等でもらえる年金を増やすことが多くの方に向いている方法です。

あとは金融商品や持ち家に関しては、世間一般の考え方と逆張りなので、自分とは違う考え方や目線を得られるので、読んでみる価値はあります。

 

 

 

コメント

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