お金の「使い方」って意外とちゃんと考えたことなかった
この本では「最大限に人生を楽しむ方法」について書かれています。
管理人は投資やお金について勉強を始めて
- 支出を抑える
- その分を投資に回す
というどこにでも書いてあるあことをしていました。
別にこれ事体が悪いというわけではありません。
むしろいいことだと思っています。
そこには「今」を楽しむこと
「今」しかできないこと
というのは全く考えていませんでした。
しかしこの本に出会って、「今」がいかに大切か
人生を楽しむことがいかに大切かということを知れました。
- FIRE(セミリタイア)を目指している方
- 節約、倹約をしている方
- やりたいことをするべきか迷っている方
このような方にぜひ読んでいただきたい
考え方が変わります。
「DEI WITH ZERO」ってどんな本?
先にAmazonの紹介文をどうぞ
【続々重版決定! 口コミでじわじわと話題に】
お金の「貯め方」ではなく「使い切り方」に焦点を当てた
これまでにない「お金の教科書」
経済学者、起業家、ニューヨークタイムズ紙なども絶賛!
あなたの人生観を ガラリと変える
「人生が豊かになりすぎるお金の使い方」とは?
参考:Amazon.co.jp: DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール eBook : ビル・パーキンス, 児島 修: 本
要約すると、「最大限に人生を楽しむ」ためのお金の「使い方」に特化した本
書店とかでも「貯める」「増やす」系の本は結構ありますが
「使い方」についての本はあまり見ない気がしますね。
管理人自身、過剰に節約、倹約を意識していた時期があったのでこの本に出会えて
お金の「使い方」について
考え方を変えることができたので、それだけでも読んでよかったと思いました。
子どもとの時間を改めて大切にしようというきっかけになった本です。
アリとキリギリスの寓話
本の内容に入る前にわかりやすいたとえ話があったので紹介
ご存じとは思いますが、念のため・・・
アリとキリギリス
夏、勤勉なアリは冬の食料を蓄えるためにせっせと働く。
キリギリスは自由に遊んで過ごした。
冬が到来。
アリは生き残り、キリギリスには悲惨な現実が待っていた。
この寓話は「キリギリスみたいに遊ばずに、アリのようにしっかり働こう」
という部分がフォーカスされがちですが・・・
アリはいつ遊ぶのか?
これがこの本のテーマです。
たしかに盲点でした。考えたこともなかった
どんな本なのかはだいたいご理解いただけたと思うので
「いつ遊ぶのか?」について具体的に解説していきます。
今しかできないことにお金を使う
最大限に人生を楽しむために必要なことは
「経験にお金を使うタイミングを真剣に考える」
この一言に尽きます。
まー言いたいことはなんとなくわかるけど・・・
正直「よくわからん」ですよね?
- 「経験」ってそんなに大切なの?
- 「お金」はあまり使いたくないな~
- 「タイミング」っていつよ?
ってことですよね。
でも大丈夫です
管理人がわかりやすく簡単に説明していきます。
「経験」は大切
「経験」が大切なのはなんとなくわかるけど、、、
というみなさんのために
経験がなぜそこまで大切なのか。
まずは著者の引用
経験からは、その瞬間の喜びだけではなく、後で思い出せる記憶が得られる
引用:「DEI WITH ZERO」P53.54
「経験」自体が大切ということはもちろん、ここで重要なのは
後で思い出すことができる「記憶」を得ることができる
ということです。
具体例として「ファースト・キス」について思い出したとしましょう。
- それが楽しい経験の場合は「甘酸っぱい気持ち」になるかもしれない。
- 歯の矯正用ブリッジをつけていたせいで恥ずかしかったことを思い出して、クスリと笑うかもしれない。
このように元の経験を心の中で追体験し、様々な感情を蘇らせることができる。
これを本書では「思い出の配当」と書いています。
旅行に行った時の写真を見返して、思い出にふける
これもまさに「思い出の配当」
これで「経験」がいかに大切かということはわかってもらえたと思います。
お金の価値
次は「お金」
できれば使いたくないのが「お金」
お金を使わなくても経験できることもあるもん!
とほとんどの方は思ってますよね?
なぜ「お金」を使ってまで経験をした方がいいのか。
まずは著者の引用
金から価値を引き出す能力は、加齢とともに低下していく
引用:「DEI WITH ZERO」P164
「20代の100万円」と「60代の100万円」は同じ価値ですか?
絶対違いますよね。
若い頃は稼ぎも少ないし、家族がいれば支出も増えるので同じ「100万円」でも
年齢によって価値が異なる
お金から価値を引き出す能力とは・・・
年齢に合わせて「お金、健康、時間」を最適化すること
- 若者→健康と自由な時間があるが、お金がない
- 老人→時間とお金はあるが、健康状態が衰えている
お金の価値は
「若く健康で時間がある方が引き出しやすい」
例えて言うなら「旅行」
若い頃は健康で体力もあるので、いろんな場所に旅行に行けます。
でも、年を取ってから旅行に行くと、体力的にいけない場所があるかもしれない
そもそも旅行に行けないかもしれない。。。
なんとなく「お金の価値」についてわかりましたか?
要するに、なぜ経験に「お金」を使った方がいいのかの答えは
経験から価値を引き出しやすい年代に、貯蓄を抑えてお金を多めに使ったほうが
「人生の満足度」を高めることができるからです。
もちろん「お金」を使えばいいというわけではありません。
価値のある経験に「お金」を使わないとただの浪費になります。
ちなみに・・・
「無料」or「あまりお金がかからない」経験もしないよりはしたほうが良い
と著者も言っています。
- 公園に行く
- ドライブする
これだけでもいい思い出になりますよね。
「賞味期限」を意識する
最後に「タイミング」っていつよ!問題
まずは恒例の著者の引用
物事は永遠には続かず、いつかは色褪せ、消え去っていく。
引用:「DEI WITH ZERO」P188
ーーーーーっいや、わかっとるがな!
管理人も読んでいて「そりゃそうやろな~」と思いました。
しかし、、、、
人生には先延ばしにできない経験は多い
これに気づいていない人が多いのも事実
具体的には・・・
(2児の父親なので子どものことで申し訳ないですが)
子どもとの時間
- いつかは一緒にお風呂に入れなくなる
- いつかは公園で遊んでくれなくなる
- いつかは抱っこできなくなる
「当たり前やん」頭ではわかっていますよね。
でも実際はどうでしょう?
日々の仕事、家事、育児に追われすぎて、
- 「一人でお風呂に入って欲しい」
- 「一人で公園で遊んで欲しい」
と思うことがよくありませんか?(あります。笑)
要するに「タイミング」っていつよ!問題の答えは
「今」
「・・・っえ、今っていつ!?」
って言ってる「今」です。
「やろうと思ったタイミング」でしましょう。
まとめ:もっと経験を買おう
「経験にお金を使うタイミングを考える」
考えたこともなかった。
一応まとめておくと
- 経験からは「思い出の配当」が得られる
- お金の価値は若く健康な時の方が高い
- やりたいことの「賞味期限」を意識する
これかの3つを意識するだけで人生の満足度が圧倒的に変わってくるはずです。
個人的には「賞味期限」についてが印象に残りました。
子どもがいるのもあると思いますが、子どもとの時間をもっと大切にしようと思えた。
それだけでもこの本を読んでよかった
今しかできないことに金を使う
意識していないとなかなかできないことだと思います。
今と将来をバランスよく、人生を最適化して楽しみましょう。
コメント